--> 南米の伝統的薬草エルカンプーレ—メタボリックシンドロームを一掃して生活習慣病、動脈硬化を予防:健康食品の効果を解説した書籍|ヨーロッパで育毛 生活習慣が問題化

医学の終点は自ら病気を治すこと 小川博 著 文庫サイズ・48頁 まえがき —— メタボリックシンドロームを一掃 いま日本で増えている生活習慣病の多くは、決定的な治療法が確立されていません。

高血圧や糖尿病はその最たるものです。

これらの病気は、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、病気に気づいても甘く考えて放置されがちです。

しかし、いったん重症化すると、生涯にわたって薬でコントロールしていかなければならないことをよく知っておく必要があるでしょう。

それは患者さんにとって不幸であると同時に、超高齢化社会を迎えつつある日本では、国の財政を大いに揺るがすことにもなります。

最近はそうした状況を考慮して、医療現場でも、病気の前段階、すなわち病気予備軍の段階で適切な対応をする「予防医学」の重要性が見直されてきました。

とくに、脳梗塞や心筋梗塞などの脳・心血管疾患の引き金となる動脈硬化の予防は最優先課題にあげられています。

日本の死亡原因の第1位はガンですが、第2位の心臓病と、第3位の脳血管障害はどちらも動脈硬化と関係の深い病気であり、両者をあわせた総数は第1位のガンを上回ります。

つまり、日本の死因の第1位は動脈硬化に基づく疾患といって過言でなく、動脈硬化をいかに防ぐかが、予防医学の重要な柱となるわけです。

そこで、新しい病気の概念として提示されたのが、メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)です。

メタボリックシンドロームは、動脈硬化を促す危険因子が複数重なって発生する病態のこと。

詳細は本文で説明しますが、決してめずらしい症状ではなく、40歳を過ぎた人なら誰しも該当する可能性があります。

まさに予防医学のターゲットとなる病気の前段階で、その解決には医薬品より、日常の食生活が大きなカギを握ります。

このとき、もしも、手軽に食べられる食品で、このメタボリックシンドロームの危険因子を一掃できれば、生活習慣病、ひいては動脈硬化を予防する大きな原動力になるでしょう。

ただし問題は、そんな都合のいい食品があるのかということです。

じつは、日本から遠く離れた南米にあったのです。

本書で紹介するエルカンプーレがそうです。

もはや「病気になったら病院へ行けばいい」と他力本願でのんきに構えている時代は終わりました。

『医学の終点は病気を自ら治すことである』 といったのは、紀元前にギリシャで活躍した医学の父・ヒポクラテスですが、2500年の時を経たいま、あらためて一人ひとりが自覚をもって病気になる前、あるいは病気予備軍のうちに「自ら治す」努力をすることが求められています。

本書の内容がその1つの手引書として、多くの人の健康長寿に役立つことを心より願っています。

●現地ではインカ以前から利用 エルカンプーレは、南米ペルー原産のリンドウ科植物です。

標高3500〜4000メートルに及ぶアンデス山脈の寒冷な荒地に自生していて、草丈は7cm程度。

現地ではインカ以前の時代から、伝統的な薬草として、茎・葉・根の全草が珍重されてきました。

エルカンプーレとは、インカ帝国の公用語(ケチュア語)で、「町から町へ歩いて移動する」ことを意味します。

つまり、かつて薬草を持参して町から町へ往診して歩いた医師を指す言葉と伝えられています。

Qエルカンプーレの効果的な摂取法はありますか? エルカンプーレは、医薬品ではなく、あくまで食品ですので、自由にとっていただいて結構です。

ただし、注意したいのは過剰摂取です。

サプリメントの場合、少しでも大きな効果を得ようとして、目安量をはるかに超えて多量に摂取する人がいます。

いくら食品でも、過剰にとれば体に好ましくないのはいうまでもありません。

エルカンプーレの効果を得る最大のポイントは、目安量を毎日欠かさず摂取し続けること。

これをよく覚えておいてください。

摂取方法で、もう1つアドバイスするなら、エルカンプーレをとるタイミングは、食後30分以内がいいでしょう。

エルカンプーレは、本文で述べたように、腸で糖の吸収を抑える作用があります。

これはエルカンプーレに含まれるマンジフェリンという成分の働きによるものですが、この作用を余すことなく得るには、食品が消化管の中にある間にエルカンプーレをとるのが最も好ましいというわけです。

なお、糖尿病や高血圧、高脂血症などで、すでに病院から薬を処方されている方は、担当医に相談してから利用するようにしてください。

目 次 ——    〈コラム〉長寿の秘訣!?名前の由来 第1章 メタボリックシンドロームの恐怖    ・メタボリックシンドロームとは    ・悪玉コレステロールより深刻?    ・「内臓脂肪型」の肥満が引き金に    ・食事療法に最適の素材を発見 第2章 南米産エルカンプーレとは    ・アンデス原産の伝統的な薬草    ・糖の吸収を抑える働きがある    ・ビタミンEの22倍の抗酸化力    ・エルカンプーレはここまで効く 第3章 エルカンプーレの効果    ・本態性高血圧の予防に最適    ・コレステロールの正常化に貢献    ・血糖値の上昇が抑えられた    ・内臓脂肪の蓄積を抑える可能性も    〈コラム〉胃の不調にもエルカンプーレ 第4章 効果的な利用法Q&A    Q・エルカンプーレは日本で市販されていますか?    Q・エルカンプーレの1日の摂取量の目安は?    Q・エルカンプーレの効果的な摂取法はありますか?    Q・乾燥品を煎じてお茶にしても効果は得られますか?    Q・エルカンプーレの食品としての安全性は? 【ハート出版ふるさと文庫】南米の伝統的薬草エルカンプーレ

レビュー件数0
レビュー平均0
ショップ ハート出版
税込価格 275円

CUSTOM[FU]